九大原子核セミナー

九州大学の原子核理論と原子核実験の共同開催のセミナー

第931回九大原子核セミナー

2016年5月23日(月) 16:30〜18:00

講師:永田悦子(KEK)

演題:Z3-QCD模型による、QCDの非摂動論的現象の解明

場所:理学部 物理学部門 物理 第2講義室 (ウエスト1号館2階 W1-B-212室)

概要:
有限温度QCDの2つの非摂動論的性質である「クォークの閉じこめ転移」と「カイラル対称性の破れ」の間には関係があるか?、というのは長年の疑問である。本研究では、中心対称性を厳密に保った「Z3-QCD模型」を格子シミュレーションを用いて第一原理から計算し、中心対称性の破れと、カイラル対称性の破れの転移温度の比較や、高温相、低温相それぞれでの物理量の違いを数値的に調べた。
本講演では、その詳細結果と、今後の展望について議論する。

q931.pdf
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