九大原子核セミナー

九州大学の原子核理論と原子核実験の共同開催のセミナー

第828回九大原子核セミナー

2007年6月15日(金) 16:00〜

講師 : 前田 幸重 氏 (九州大)
演題 : 核子−重陽子弾性散乱及び分解反応による三体力の研究


概要 : 核力の三体力の存在は湯川の中間子論以降より理論的に示唆されており、その検証は原子核物理学の長年の課題の1つであった。近年の理論計算及び実験技術の進歩により、中間エネルギー(核子あたり100MeV以上)での三核子散乱反応によって三体力効果の高精度な研究が進められるようになった。また軽核の核構造計算への導入も進められつつあり、三体力の詳細の解明は広く注目を集めていると言える。本セミナーでは、大阪大学核物理センター(RCNP)で行われた中性子−重陽子弾性散乱実験を中心として三体力研究の現状を紹介したい。


場所 : 理学部・物理・大学院講義室 ( 理学部2号館2階2263室 )
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