九大原子核セミナー

九州大学の原子核理論と原子核実験の共同開催のセミナー

第844回九大原子核セミナー

2008年6月27日(金) 16:00〜

講師:橘 基 氏 (佐賀大学)
演題:有限密度QCDにおけるスペクトル連続性

概要 :媒質中でのQCD和則を用いて、カイラル凝縮とダイクォーク凝縮の双方を考慮した場合の、ベクトルメソンのスペクトルを考察する。ダイクォーク凝縮はフレーバー8重項と1重項の間の質量分岐の源となる。さらに高密度では1重項は低エネルギースペクトルから消失し、8重項はフェルミオンのギャップエネルギーと同程度の質量を有することが確かめられる。これらを通じて、SchaferとWilczekが以前に提唱した「クォークハドロン連続性仮説」との関係性についても論じる。

参考:T. Hatsuda, M. Tachibana and N. Yamamoto, arXiv:0802.4143[hep-ph]
場所 : 理学部・物理・大学院講義室 ( 理学部2号館2階2263室 )

案内状:
844.pdf
九大セミナー | - | -
Calendar
<< June 2008 >>
SunMonTueWedThuFriSat
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
Categories
New Entries
Recommend
Archives
Profile
Other