離散化チャネル結合法を用いた分解反応の解析
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離散化チャネル結合法(CDCC)は、約20年前に九大グループによって
提唱され[1]、これまで改良・発展しつつけてきた反応理論である。
CDCCは、入射核の分解過程を含む反応に対して非常に有効であり、 これまで様々な原子核の分解反応の記述に成功してきた。
近年では、6Heの様に3体系を成す不安定核を入射核とした反応に注目し、
それらに対し分解過程を含む弾性散乱を記述する為の手法の開発、および
その計算を行い、実際に核力による分解過程およびクーロン力による 分解過程を含む様な弾性散乱を記述することに成功している[2, 3]。
今後は、3体系を成す入射核の分解反応の記述や、3体系入射核の反応の 系統的な解析などが行われる。
[1] Kamimura et al., Prog. Theor. Phys. Suppl. 89, 1 (1986), and Austern et al., Phys. Rep. 151 125(1987). [2] Matsumoto et al., Phys. Rev. C70, 061601(2004).
[3] Matsumoto et al., Phys. Rev. C73, 051602(2006).
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last update 2008/04/15
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