九大原子核セミナー

九州大学の原子核理論と原子核実験の共同開催のセミナー

第840回九大原子核セミナー

2007年2月27日(水) 16:00〜

講師:古本 猛憲 氏 (大阪市立大学)
演題:新しい複素G行列を用いた核子-核および核間の相互作用の研究


概要 : 原子核反応を研究する上で最も基本的なもののひとつに光学ポテンシャルがある。今回の研究では、微視的観点から原子核間に働く光学ポテンシャルを複素G行列有効核力を用いてその光学ポテンシャルを理論的に導き出し、その有効性の検証を行った。今回用いた新しい複素G行列有効核力(CEG07)は、三体力を取り入れることにより斥力の効果を再現することのできるsoft-core核力(ESC)を用いて計算されたものである。このCEG07を用いて single-folding, double-folding model の枠組で光学ポテンシャルの導出を行った。具体的には、陽子-原子核ならびに、16O, 12C -原子核の弾性散乱の解析を行い、その有効性について検証を行った。

場所 : 理学部・物理・大学院講義室 ( 理学部2号館2階2263室 )

※通常と曜日が異なりますのでご注意ください


案内状:
840.pdf
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