九大原子核セミナー

九州大学の原子核理論と原子核実験の共同開催のセミナー

第842回九大原子核セミナー

2008年5月9日(金) 16:00〜

講師:矢向 謙太郎氏 (東京大学大学院理学系研究科)
演題:(p,n)・(n,p) 反応を用いた二重ベータ崩壊過程の研究


概要 : 二重ベータ崩壊過程のうち、標準理論で許容される2ニュートリノ
二重ベータ崩壊において、その核遷移行列は、親核から中間核、
中間核から娘核への二段階の仮想的なガモフ・テラー遷移として
記述される。その寿命の理解を目的に、いままで、核行列への中
間核の基底状態の寄与がベータ崩壊の測定から、また励起エネル
ギー 5 MeV 程度までの低励起領域の寄与が親核/娘核を標的とし
た荷電交換反応測定から論じられてきた。本研究では、高励起状
態までに渡ってガモフ・テラー遷移強度分布の情報を得るため、
大阪大学 RCNP で 300 MeV にて(p,n)、(n,p) 測定を行った。48Ca、116Cd について結果を報告する。

場所 : 理学部・物理・大学院講義室 ( 理学部2号館2階2263室 )

案内状:
842.pdf
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