九大原子核セミナー

2007年1月28日(月) 16:30〜

講師：三浦 光太郎 氏 (北海道大学)
演題：Hadron mass spectrum in strong coupling lattice QCD at finite density and/or temperature

参考文献

N. Kawamoto, K. Miura and A. Ohnishi,
PoS(LATTICE 2007)209, [arXiv:0710.1720 [hep-lat]].

A. Ohnishi, N. Kawamoto and K. Miura,
J. Phys. G 34 (2007) S655, [arXiv:hep-lat/0701024].

N. Kawamoto, K. Miura, A. Ohnishi and T. Ohnuma,
Phys. Rev. D 75 (2007) 014502, [arXiv:hep-lat/0512023].

場所 : 理学部・物理・大学院講義室 ( 理学部2号館2階2263室 )



案内状：

2007年1月25日(金) 16:00〜

講師：藤井 宏次 氏 (東京大学)
演題：QCD臨界点とソフトモードの性質

概要 : 零質量udクォークの有限温度QCDでは、厳密なカイラル二次相転移が存在し、(擬)スカラー感受率が臨界点で発散し、この発散がシグマ中間子のソフト化に関係していることは良く知られている。クォークが有限質量をもつ現実のQCDでは、厳密なカイラル二次相転移は存在しないが、有限密度側に期待される一次相転移の端点としての臨界点が、相図上の特徴的な点として理論実験の両面から、実験的な同定とも絡んで、注目されてきている。ここでは、この臨界点とカイラル臨界点との比較、付随するソフトモードの性質について、相転移の一般論とモデル計算に基づいて、説明する。

場所 : 理学部・物理・大学院講義室 ( 理学部2号館2階2263室 )

案内状：